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平日 9:00〜18:00

SPECIAL FEATURE

相模湾の海に面した広大な公園リニューアルプロジェクト
長井海の手公園 ソレイユの丘『第二弾』

前回この特集ページでお伝えしたプロジェクトの中身を、もう少し掘り下げるコーナーです。

メインの第1駐車場に車を停めて、アーチ状のエントランスを潜り抜けると、そこは花々が迎えてくれる 長井海の手公園 ソレイユの丘だ。写真映えスポットの一つ目だ。海風が心地よく頬を撫でる。

左側に見えるのは、今回のプロジェクトで拡張・新設されたヒルトップテラス エリア。拡張の目的は、駐車場の増設と導入路線の複数化、それに伴う建物の建築によって得られる公園としての付加価値UPだ。

パッと目に飛び込んでくるのは、畑や花たちの先に立つ 銀色に輝く鉄骨で構成された建物だ。よく見ると人影が見える。ん?あれは? そうだ、空中アスレチックだ。15Mもの高さになる、鉄骨製の構造材の間を縫うように仕掛けられたアスレチックが体験できる施設となっている。

建物としての床は存在しないため、空中を歩くような錯覚とスリルが味わえる。このアスレチックでは 学校や各種団体向けに、チームビルディング育成のお手伝いができるプログラムも用意されているというから秀逸だ。

その頂上には池の上を飛んで行くようにジップラインのワイヤーが引かれている。正面の海まで直結していると錯覚してしまう。。。
う〜ん、これは怖そうだ。300Mはあるだろうか?

ジップラインにチャレンジしなくとも一番高いところからの景色は素晴らしい!公園内はもちろんのこと、相模湾や富士山を含む景色を360°一望することができる。
まずはこの屋上に登って、公園内を確認してから回る順番を決めるのも有りかもしれない。

その隣には透明な建物がある。あー温室だ。前回の特集ページでも触れた、ハウスインハウスの手法で建てられた建物だ。温室としては使われておらず、倉庫となっていたこの建物に我々は目をつけた。

目的は、地域への恩返しというほどでもないが、公園内に地元の地域住民の方々が集まって交流でき、尚且つ 地域外の来園者の方々との接点ができる施設としての地域交流センターだ。

建物の名称は「長井ベース」と名付けられ、温室のスケルトンな外観を残しながら アウトドアな雰囲気を醸し出せるモノに仕上がった。
さらに、ここは公園内や長井地区の観光拠点のインフォメーションセンター、アスレチック・ジッップラインの受付なども兼ねている。

写真映えスポットの二つ目となる、クラシックSUVのエンジンルームから、花が溢れ盛られているディスプレイはこの建物の駐車場側の壁面にある。

エリア中庭には小型のイベント会場があり、キッチンカーなども入れるような整備をすると共に、災害時の避難場所としても指定されてる点も忘れてはならない。

ヒルトップエリア この新しく拡張されたエリアは、長井海の手公園 ソレイユの丘のもう一つの顔としてその役割を担っていくだろう。

エリアマネジメント横須賀共同事業体

株式会社日比谷花壇
株式会社日比谷アメニス
京急サービス株式会社
京浜急行電鉄株式会社
株式会社ランドスケープデザイン
有限会社三浦建築測量
株式会社丸孝産業
株式会社スワン商会
株式会社エー・ディーアンドシー

Special Thanks

横須賀市
株式会社KUMA's factory
株式会社デポルテ
ST&SONS株式会社
株式会社ウェーブマスター
有限会社フィールドネットワークデザインコーポレイト
株式会社エリアノ
株式会社スウェーデンハウス
株式会社アートフリーク

物件概要

所在地:神奈川県横須賀市長井4丁目地内
形態:都市公園
敷地面積:9188㎡
建築面積:1013㎡
用途指定:指定なし

技術概要

構造:
在来木造
LGSシステム
木造ツーバイフォー
重量鉄骨造